うえむら真美は、人が好き。その人の想いが社会で形になること、その地域にあった政策を作ること、それがうえむら真美の仕事です。そんな走り続けている姿をそのままにみなさまにも伝えたい、知ってほしい・・・それが「うえむら真美通信」です。
うえむら真美通信 vol.3 (2020.8.13)
皆様に支えられ、道議会議員一年生としてがむしゃらに走り続けました!その一年間の総括をご報告いたします!
あらためて心に誓うこと
この度の新型コロナウィルス感染症により、お亡くなりになられた方々に心からお悔やみを申し上げますとともに、影響を受けられた皆さまにお見舞いを申し上げます。また、命を守るために最前線で奮闘されている医療従事者の皆さまと、各地それぞれの立場において地域のためにご尽力されている皆さまに心から敬意と感謝を申し上げます。さて、昨年春の統一選挙では、多くの皆さまにご支援を賜り、初当選を果たせていただきましたこと心より感謝を申し上げます。北海道政が鈴木直道知事に引き継がれ、新たな体制のもと北海道議会議員の一員となり一年が過ぎました。
皆さまもご存知の通り、我が国では、人口減少、少子高齢化といった時代に入り、それぞれの地域課題は山積しております。この空知においても同様であり、深刻さを増している状況であると感じています。しかし、そんな地域から問題解決をしていくことが全道、そして全国の地域課題を解決する糸口となる、そのためにこの空知で仕事をさせていただいていることに誇りを抱く日々であります。
私が空知に戻って以来、地域活動として農産業や商工業、観光業の振興、医療福祉の充実、防災・減災対策など地域の特性を理解しながら、各市町の方々とのつながりを大切に粘り強く取り組んできました。道議会議員になった今もその想いに変わりはありません。
さらに、今は、コロナ禍で、新しい生活スタイルを取り入れながらも地域経済をどのように取り戻していくのかという緊急的な状況の中、地域の声をいち早く北海道や国に強く伝え、具体的に形にしてゆきたいと思っております。輝く空知から北海道の未来を皆様とともに創っていくことが私の夢であります。引き続き、ご理解ご協力賜りますようお願いいたします。
コロナ禍!地域の声を道政へ!!
※3〜5月 うえむら真美が各地聞き取り調査を行い道政や国へ陳情した主なものをピックアップ
北 空 知 |
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中 空 知 |
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南 空 知 |
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その他の取り組み
その他継続的な地域からの主な要望
【医療】地域医療体制の充実と強化【農業】スマート農業、担い手育成とともに、パワーアップ事業の継続・アライグマはじめ有害鳥獣駆除対策の強化【工業】労働者不足による設備投資やロボット化に対する支援制度の拡充・次世代エネルギーシステムの構築【交通】JR線維持存続、北海道新幹線の旭川延伸の早期着手【建設】安定的な予算の確保、国土強靭化予算の延長要請・工事最低制限価格引き上げの見直し【経済】地方創生の実現のため国へ安定財源の確保を
2月28日 | 北海道知事から緊急事態宣言発表 常にHPやFacebookで状況発信 |
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3月5日 | 第1回目、空知地域アンケート調査発表 関心注目度は、 1位ー地域経済 2位ー物資供給 3位ー情報のあり方 北海道議会議員会へ空知の声として要望書を提出 |
3月7日 | マスクなどが足りないという現状を受け、手作りマスクをSNSなどで呼びかける。 |
3月8日~ | 各地企業や飲食店の応援(テイクアウト)、聞き取り調査、 道の取組周知など。 |
3月31日 | 空知地域の聞き取りレポートまとめ。 |
4月9日~ | 企業訪問や商店街まち歩きを実施。3密を考慮し電話調査など。 |
4月16日 | 国の緊急事態宣言発令、 5月6日までの自粛体制を要求される。 |
4月21日 | 第2回目、空知地域アンケート調査発表 関心注目度は、 1位ー経済 2位ー物資 3位ーその他。 |
4月28日 | 道議会にて 第1回臨時議会「新型コロナウイルス感染症緊急 経済対策の予算措置について」 |
5月 | コロナに対する国、道が取り組む政策を情報発信 うえむら真美HPに空知を応援するページを開設 各地聞き取りや民間データをもとに第3回目のアンケート調査 |
6月 | 地域の情報収集を踏まえて、第2定例会での政策審議委員会にて 打ち合わせや一般質問を行う。休業協カ・感染リスク低減支援金 の情報発信や対応のあり方等を追求 |
7月 | 新北海道スタイルとともに地域の経済効果を高める方向性を各地 に聞き込みを行いながら探る。 |
その他、地域での聞き込み調査を行って、風評被害を恐れている人が多くいたということで、支え合いの気持ちを共有することの大切さも感じました。
その後、コロナ禍から地域を守るための方向性として、①地域が一 丸となる ②資金支援と人の流れをどう取り戻すか ③「心のケア」について この3点の体制強化を図るための情報収集と発信を心掛けています。
ホテルは地域を繋ぐコミュニティ施設
地元に根ざした会社が、
北空知・深川に「ラ・カンパーニュホテル深川」をオープン
その情熱をうえむら真美がインタビュー!
うえむら真美(以下真美)
:まずは、突然の新型コロナウイルスによる影響はいかがですか?寺島廉宏さん(以下寺島):3月より宴会のキャンセルが相次ぎ、緊急事態宣言下では、宿泊の方も無くなりました。そんな中、地域の皆様に向けて、テイクアウトやランチを提供して参りました。3月、4月、5月は厳しい売り上げ状況が続きましたが、6月少し回復しても、例年の売り上げの30%ほどです。私たちの業界にとって誠に大変なことです。国・北海道のご支援を宜しくお願いします。厳しいですが、7月からなんとか巻き返して行きたいと思います。
真美:寺島社長が務める「ラ・カンパーニュホテル深川」はどうしてスタートされたのですか?
寺島:ここは元々別のホテルだったのですが、閉館後『ここは深川の文化だ、これを受け継がなければ』という想いでスタートしました。地域密着であることが継続に繋がるという理念があります。
真美:地域をひとつの家と捉えると、それぞれに役割りがありますよね。私も今、自分のその繋げていくという役割を非常に感じています。寺島さんは地域に根差した今後の観光の可能性についてどう思われますか?
寺島:空知は通過されてしまう状態だと思っています。たくさんの魅力があるにも関わらず、それらが繋がっていない状態なのかもしれない。見る・食べる・体験する・泊るといったそれぞれの魅力を繋いで、周遊したり循環できる方法を見付けないといけないのではないでしょうか。
真美:地域の人が、当たり前に地域のことを大切にできることって重要ですよね。そしてそんな中で、もっとプロモーションに力を入れ、その仕組みを作っていくことも重要かと思いますが。
寺島:本当にそう思います。今は地域としてのプロモーションが上手く行っていない現状があると思います。宿泊と体験が繋がっていなかったり、食が繋がっていなかったりと、魅力はあるのにそれぞれが独立してしまっている状態が課題に感じます。観光はいち民間だけでできるものではありませんので、官民がもっと連携しなければいけないと思うんです。繋がることで見えてくることもあります。
真美:最近は空知にも少しずつ同じ感覚を持った組織・若者が増えていると感じているので、そんな方々にも協力してもらえる形を模索しています。可能性が溢れる空知をもっと繋げられるよう、一緒に頑張りましょう!有り難うございました!
寺島康宏さんプロフィール
1974年生まれ、岩見沢市出身、一級建築士。
カンパーニュホテルズ株式会社代表取締役社長
令和元年第2回定例会
障がい者雇用について
うえむら 道では、障がいのある方を対象とした試験を実施しているが、対象は身体障がい者に限定。他県では、精神障がい者や知的障がい者も受験できるように改める動きがある。道においても、早急に対象を拡大すべきでは。
知事 障がいのある方々の一層の社会参加を進めるため、道の選考試験の受験要件を、新たに精神障がいや知的障がいにも拡大し、今年度の選考試験から実施したいと進めている。
その後の動き
令和元年度から受験要領に精神障がい者、知的障がい者を追加
日本遺産に対する支援について
うえむら 空知の石炭、室蘭の鉄鋼、小樽の港をつなげた北の産業革命のストーリー「炭鉄港」が、道内で4番目の日本遺産に認定。これを起爆剤とした地域の活性化に期待。広域的な観点と新たなストーリーをつくり出していくといった支援のあり方が必要。さらに知事のトップセールスが重要と思うが伺う。
総合政策部地域振興監 認定に伴う国の支援策と道の施策も活用しながら、日本遺産を構成する地域資源の広域的な活用が推進されるよう取り組んでいく。
知事 国内外への情報発信は、日本遺産の維持発展に貢献と本道の観光や食のブランドカの向上につながると考える。海外でのトップセールスなど、さまざまな機会を通じて積極的にPRしていく。
その後の動き
2020年度地域政策推進事業の中で、知事が「炭鉄港」を「重点推進事業」のひとつに指定。
令和元年第4回定例会 予算特別委員会の質問
農業農村整備事業について
うえむら (前文省略)道は、本道農業・農村の振興に向け、どのように取り組みを進めていく考えなのか。
農政部長 道独自の農家負担軽減対策(パワーアップ事業)を実施しながら、さまざまな整備を計画的に進めている。地域からの整備要望などを踏まえ、年末の概算決定に向けて、予算総額の安定的な確保を、関係団体と一体となって国に強く要請してきた。引き続き、農業農村整備を計画的、効率的に推進し、災害にも強く、競争力のある力強い農業づくりに取り組んでいく。
うえむら(前文省略)パワーアップ事業ですが、第5期が令和2年度をもって終了予定。第6期への継続を切望する。
その後の動き
自民党道民会議政策審議委員会でパワーアップ事業についての意見交換を継続中
道立高校の施設整備について
うえむら 新十津川農業高校を視察したが、とても老朽化している。長寿命化診断を実施したと伺うがその診断の結果は。
施設課長 昭和37年に建築された校舎の一部で、コンクリートの強度不足により、今後おおむね20年以上の使用を想定する長寿命化には適さないと判定。
うえむら どうして、これまで改築の計画がなかったのか不思議である。新十津川農業高校を含む、長寿命化の改修がきていない学校について、今後どのように整備を進めていくお考えなのか。
教育部長 寿命化に適さないと判定された道立高校施設については、地域における学校の果たす役割を踏まえ、今後の入学者数の見込みなどを考慮の上、改築等の検討を行う。
その後の動き
令和二年度新十津川農業高校校舎基本設計事業が実施。
令和二年第2定例会
一般質問
光ファイバ整備に係る道の取組について
うえむら この度の新型コロナウイルス感染症対策として、あらゆる分野で高度なインターネット環境が求められている。道内では光ファイパの普及率が低い。道内産業を高める上で、国の高度無線環境整備推進事業を活用し、各市町村と協力し光ファイバの利用可能世帯の向上を目指しては。
総合政策部長 各市町村の実情を把握しながら取組意欲を喚起し、事業実施の手法や財政的な負担軽減へのアドバイスなど国や事業者等と連携、道内全域における光ファイパの整備を促進する。
地域医療について
うえむら 道では、地域医療構想調整会議も行われているが、中空知を見ていても広域の連携のあり方がなかなか進んでいないと思う。広域医療体制の強化についての声もある中、今後どのように促進していく考えなのか。
保険福祉部長 必要に応じた論点提議を行い、急性期機能の集約や病院の再編統合、また、地域医療連携推進法人制度の活用など、地域における具体的な取り組みについて、協議を促していく。
質問と答弁については一部抜粋、簡略化している内容となっております。詳しく知りたい方は、北海道議会のホームページをご覧ください。
その他の質問
青少年の健全育成について/安全・安心どさんこ運動について/食の安全、安心について/市町村の広域連携の進め方について/地方創生総合戦略の検証等について/建設業における女性の活躍の取り組みについて/サー ビスつき高齢者向け住宅について/道産木材の利用拡大について/観光案内の機能について/学習指導の充実について/道立広域公園について/建設産業の担い手確保対策について/林業の担い手確保について/木育の推進について/グロー バル人材の育成について/地域と学校の協働体制について/道民への学習機会の提供について/総合的なTPP等関連政策大綱関連事業について/6次産業化について/新規就農者等の育成と経営安定について/中山間地域の取組について/移住定住の促進について/SocietyS.O構想の推進について/北の森づくり専門学院について/地域におけるワイン振興について/花斉(かき)の活用拡大について/魅力ある道立高校のあり方について など