道政だより 令和3年1月発行

若さと行動力で
引き出すそらちの底力!

北海道議会議員~空知地域選出~
うえむら真美

 コロナ禍が続く中、皆さま、お変わりなくお過ごしでしょうか。改めましてお亡くになられた方々に謹んでお悔やみ申し上げますとともに、影響を受けられている皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
 各地域の商店街を見ると、思っていた以上にコロナによるダメージの色が見られます。観光や流通、一次産業、製造業など、さまざまな産業の弱さも明らかになり、子供や高齢者、障がい者が安心して暮らせる社会づくりに向けた環境整備が、まだまだ追いついていないことを強く実感しました。
 道議会でも2月以降、対策本部会合を何度も開き、さまざまな支援策についての協議を進め、今年度補正予算に累計8847億円の対策費を盛り込むことができました。早期収束に向けて、引き続き全力を尽くします。
 どんな時も現場主義を忘れず、今年も頑張って活動していきます。皆さまのご理解とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

北海道議会議員 植村真美

道政報告 令和2年第3回定例会

コロナ禍の地域課題を知事に直撃!

9月16日、第3回定例会本会議で一般質問に立ちコロナ禍における産業振興、文化振興、雇用、金融対策などについて質問し、鈴木知事から前向きな答弁を引き出しました。 続く12月の第4回定例会の予算特別委員会でも、除雪や中小企業振興について取り上げました。

一般質問

住宅需要の喚起について

うえむら 新型コロナの影響で、3~7月の道内住宅着工戸数は前年同期比で約12%減少した。住宅産業は木材需要や生産加工、設備機器、メンテナンスなど、幅広い産業と関わっており、木材利用を促進するための道産木材保管利用拡大等対策事業補助金や、住宅取得に対する助成金について情報発信し、需要を喚起する必要がある。知事の考えを伺う。

知事 住宅内覧会の情報をウェブ発信する「全道一斉オープンハウス」の実施、省エネルギー・耐震性能を強化した「北方型住宅」の発信、住宅取得に対する支援策などの周知を図る。

どんどん食べよう道産DAYについて

うえむら 道は平成16年から、毎月第3土曜・日曜を道産食品を積極的に選択する「どんどん食べよう道産DAY」としているが、民問ベースで協力してくれている企業はイオンしかないと伺っている。期問や参加店の協力条件、消費者と生産者の結びつきの強化や、道民が道産食材を意識してもらえるPR方法などについて見直しが必要だと思われる。知事の考えを伺う。

知事 量販店やコンビニエンスストア、飲食店との連携を強化し、新たにSNSした普及啓発や道産原料を使用した開発に一層取り組むなど、地産地消の取り組みを総合的に推進していく。

文化観光の推進について

うえむら ウポポイをはじめとする道内の魅力ある文化資源や美術館・博物館、北海道遺産や日本遺産の各施設に、多くの方に足を運んでもらえるような、おもてなしやガイドカを高める人材づくり、文化観光を推進するための企画づくりを積極的に進めていく必要があると思う。見解を伺う。

知事 インバウンド対応の人材育成研修の対象に文化施設関係者を加えるほか、来年9月のアドベンチャートラベル・ワールドサミットに向け、メニュー開発、ガイド育成を進める。

[その他の項目]雇用対策/金融対策/住宅需要の喚起種苗法の改正/GoToイート事業

 

予算特別委員会

除雪体制の維持について

うえむら 除雪業務は狭い車内での長時間勤務など、感染リスクが高い環境での作業となる。除雪は冬期の道路交通の確保に必要不可欠であるが、どのように除雪体制を維持していくのか。

建設部長 感染防止対策の徹底や、感染の発生を想定した準備を行うよう要請するとともに、発生した場合に近隣からの応援体制を確保し、体制維持に取り組んでいく。

中小企業の振興について

うえむら 新型コロナの影響で中小企業の多くが厳しい経営を強いられており、道は資金繰り支援策として融資枠を1兆5000億円に拡大した。年末の資金需要期を迎える企業をどのように支援していくのか。

地域経済局長 無利子・無担保融資を行うとともに、融資・保証の弾力的な取り扱いや迅速な手続きを金融機関などに要請する。年末には特別相談窓口を設置し、きめ細やかな対応を行う。

活動フォトグラフ がんばる「空知」とともに 「炭鉄港」のPRを後押し 9月20日、日本遺産「炭鉄港」の取り組みをPRするため、三笠市で開かれた「幾春別・奔別祭り」に参加しました。今後も魅力ある文化資源を発信していきます。
政策審議委員会が視察

政策審議委員会が視察

空知では、空知単板工業、エースゲージ、植松電機、鞄いたがき、山崎ワイナリー他

自民党・道民会議の政策審議委貝会は7~8月、空知や道南など道内4地域の食、ものづくりなどに関する施設・企業を訪れました。

ボールバークに関する意見交換会に出席

ボールバークに関する意見交換会に出席

7月15日、日本ハムボールパーク建設に関する意見交換会に出席しました。南空知では観光振興につなげる動きが活発化し、栗山町でも女性硬式野球部設立の準備が進んでいます。

ヒグマ対策について委員会質問

ヒグマ対策について委員会質問

空知でヒグマの目撃が相次いでいることを受け、8月4日の環境生活委員会で出没頻発地域での対策のあり方や市町村の連携体制などについて道の見解を伺いました。

空知総合振興局と意見交換

空知総合振興局と意見交換

8月18日、コロナ禍における変更事業や「炭鉄港 」の事業経過報告などについて、空知総合振興局の髙野瑞洋局長から説明を受け、意見交換を行いました。

環境生活委員会が空知地域を視察

環境生活委員会が空知地域を視察

8月26~28日、環境生活委員会の視察で、炭鉱遺産施設や、林地残材をボイラー燃料に活用する芦別温泉などを訪れ、環境保全や文化振興に関する課題を調査しました。

各種団体との政策懇談会に出席

各種団体との政策懇談会に出席

道議会自民党・道民会議は10月7~9日、団体政策懇談会に出席し、経済、一次産業、医療・福祉、建築土木、教育など、各種団体の皆さんから要望を伺いました。

知事と農業基盤整備事業を視察

知事と農業基盤整備事業を視察

10月15日、鈴木直道知事と共に美唄市の農地基盤整備事業を視察しました。ほ場の大区画化や排水性の改善が、スマート農業や6次産業化に重要だと再認識しました。

女性のための社会参画イベントに参加

女性のための社会参画イベントに参加

10月28日、女性の社会参画を目的としたイベント「アクションHIROBA 」に参加し 、女性が活躍できる明るい社会づくりを目指す皆さんと意見交換を行いました。

手話を広めるための支援事業を視察

手話を広めるための支援事業を視察

10月29~30日、神奈川県の聴覚障害者福祉センターを視察し、子供が遊びを通じて手話言語を獲得できるよう支援する「しゅわまる」事業などについて説明を受けました。

夕張市で長イモ掘り体験に挑戦

夕張市で長イモ掘り体験に挑戦

11月1日、夕張市内にて長イモ掘り体験をした後、滝の上発電所、拠点複合施設「りすた」など、市内の人気スポットをめぐるまち歩きに参加しました。

食によるまちおこしの取り組みを調査

食によるまちおこしの取り組みを調査

11月7日、青森県八戸市を訪れ、食によるまちおこしを行う市民団体「八戸せんべい汁研究所 」のプランド化や情報発信などの取り組みを視察しました。

新型コロナウイルス対策に全力

 道議会自民党・道民会議議員会では、新型コロナウイルスの感染防止、早期終息に向けてさまざまな対策を進めてきました。今年度補正予算に盛り込まれた道独自の緊急対策は第1弾~第6弾を合わせ、予算累計額8847億円、対策規模累計1兆8935億円となりました。これらの対策を迅速に実行に移し、支援を必要とされる方々の元へ届くように、引く続き全力で取り組んでまいります。

新型コロナ対策 第6弾のポイント

感染拡大の防止と
医療体制の
充実強化
766億円
  • 重点医療機関の病床、軽症者のための宿泊施設の確保
  • 医療従事者の勤務環境の改善・向上
  • 介護施設等への介護ロボット導入支援 など
経済活動の
継続と
段階的継続
21億円
  • 交通事業者が販売する乗り放題乗車券の支援
  • 通販サイトでの道産食品の割引販売
  • 野菜価格安定資金の追加造成 など
社会生活・
文化活動の継続と
安心の確保
26億円
  • 道内博物館や美術館の収蔵品を鑑賞できるサイト構築
  • スマート道庁の推進、道総研テレワーク環境整備
  • 道立施設の継続的な運営に要する経費 など