令和3年第1回定例会 での ■空知特集①■

令和3年第1回定例会 での ■空知特集①■

一般質問で【コロナ禍における農業支援】について質問しました。

▶現状の課題

コロナ禍で外食産業等が落ち込み、日本全体では、例年よりも26万トンが前年よりも多く米の在庫がある状態。北海道、約6万トン。
そこで、その在庫を消費させることをどう考えて行っていくのか早急な対策が求められている。

▶質問内容 (一部抜粋)

1.コロナ禍における農業支援について 

・・・特に私の空知地域は稲作が中心であり、令和2年産米の売れ行きに不安を抱いており令和3年産米の作況によっては不安度も増してくる。
・・・北海道の米の在庫状況は、12月で38万トン、前年度に比べて6万2000トン多い状態。
・・・令和2年産の在庫が多くなると負の連鎖が続き、農業者の後継者問題も深刻さを増す。
・・・年度当初から道独自の支援策の検討が必要・・・消費拡大への取り組みを一層強化することが重要。

▶知事答弁

・・・(現状を受け止め)・・・積極的な消費拡大を進めていくことが必要
① 道内スーパー等と協力した店頭でのプロモーション
② 新たに外食産者での北海道米の取引拡大に向けた取組を展開
③ 関係団体と連携した「ごはん増量キャンペーン」ネット販売の促進
④ 海外における巣ごもり需要を踏まえた輸出拡大
⑤ 知事自身もSNSなどを通じて北海道米をPR
等、生産者が希望をもって米生産に取り組むように展開していく。

▶担当者との話し合いの中では

・消費拡大だけでは難しいのではないか?さらなる北海道の米生産の抜本的な政策が必要になっているのでは?
・地域によっては、ブランド米を抱え込んでいるところもある。その対応策は?

▶関連した一般質問

2.道産品の販路拡大について
3.どさんこプラザ海外店の取組などについて

▶その後の動き 

●ごはん増量キャンペーン
コンビニエンスストアなどでおにぎりの割引など
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ns/nsk/kome/gohanwotabeyou.htm
●SNSなどを通じて北海道米をPR
3月29日より 「ご炊こうキャンペーン」の開始
https://www.hokuren.or.jp/news/detail.php?id=697

●JAグループ北海道が中心となり、北海道農業再生協議会水田部会をはじめとする関係機関の連携により、令和3年度主食用米の作付面積を削減し、飼料用米等へ転換(2万トン、3600ha相当)する取組を進めることを決定。
北海道では、令和3年度産地交付金(道枠)で、飼料用米等の取組に係る新たなメニューを設定し、主食用米から飼料用米等へ作付転換を支援。
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ns/nsk/kome/R24suidenbukaiHP.pdf