(続編)【第4回定例会 予算特別委員会分科会の質問について②】

(続編)【第4回定例会 予算特別委員会分科会の質問について②】

[水産林務部] 
★コロナ禍での林業・木材産業の振興について
担い手の確保・育成について質問させていただきました。

(1) 人口減少が進む本道において、森林づくりを進めていくために、本年開校した北の森づくり専門学院役割も大きいと思う。新型コロナウイルス感染症拡大を契機として、都市部から地方での生活や就業への関心が高まっている中、林業の魅力を知っていただき、就業者の安定的な確保につなげる必要があると思う。道内外からの新規就業者の確保に向けて道の取組について伺う。
(答弁)
・林業の魅力をSNSで発信
・オンラインでのセミナー開催に取り組む
・首都圏における移住、転職イベントやオンラインによる企業説明化などでPR
・林業の現場作業や地域での暮らしを体験できるプログラムの実施など、道内外に呼びかけを進める

(2) 本年度の入学者は定員の85%、34名であったが、来年度にの入学者はコロナの中でどのような結果になっているか伺う。
(答弁)
 ・10月に推進入学試験を実施、31名が合格
 ・11月一般入学試験では、17名出願に対して、9名が合格。(40名の定員に)
 ・SNSやオープンキャンパスの開催、進学相談会でのPRなどの発信が効果的につながったと考える

(3) ポストコロナを見据えた新しい学習手法を導入して人材育成をし、社会に送り出していくことが求められるが、どのように取り組むのか伺う。
(答弁)
 ・分散した授業を可能にするリモート環境を整備(それぞれにタブレットを渡したり)
 ・林業機械の操作技術について安全で効率的に習得できるシミュレーターのさらなる活用を進めるなど新しい学習スタイル構築に取り組む

(4) 地域に根差し、活躍できる人材確保のため、北森カレッジでも、卒業生の受け皿づくりが重要。今後どのように取り組む考えか伺う。   
(答弁)
 ・林業事業体などと連携し、ICT等を活用して、生産性や収益性を向上する「スマート林業」を推進
 ・生徒に企業の情報提供やインターシップなどを通じたマッチングを図る
 ・キャリアアップのための研修を進めるなど。将来にわたり森林づくりを担う人材の確保に取り組む

[質問した感想と今後の課題]
スマート林業が進み、タブレットやシミュレーターと向き合っている時間も多いと思いますが、実際の現場での基本的な考え方を習得することがまずは優先と感じます。コロナ禍で学習環境は変化しますが、原点を忘れないためにも、地域や企業との連携もさらに強めていきながら、社会で求められている技術や考え方について、意識を高めること必要だと思います。この点については、私も地元関連企業との情報共有、情報交換に努めていきたいと思いました。それと、全国では女性も林業で活躍されていますので、そんな連携も新しい世界が広がる可能性もあるかと感じています。

2年生は、インターンシップなど実際に体験すると、これまで学んできた観点とは違ったところが見えてきたり、新しい人との出会いを通して、いろいろなことを考える時間が増えてくると思いますが、そういった時間を通して、それぞれの感性や個性を磨いてってほしいですね。新しい校舎も整って、新年度は生徒が40名増えて、北海道の林業のさらなる弾みとなること期待するばかりですね。

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🏫北海道立北の森づくり専門学院
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/sr/kms/index.htm

関連する取り組みで。。

🌲木育マイスター
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/sr/sky/mokuiku/meister/top.htm

🌳HOKKAIDO WOOD
https://hokkaidowood.com